INTERVIEWS 社員インタビュー
株式会社ブックウォーカーは、2025年4月1日に、株式会社ドワンゴ、株式会社KADOKAWA Connectedと合併しました。
本ページは合併前の状態を元に記載されている表現・内容もありますが、参考にしていただけましたら幸いです。詳細は選考時にご確認くださいますようお願いいたします。

サービスデザイン部
2021年7月入社畠山 なつ美
畠山 なつ美
- TOPICS
現在はどんな仕事をしていますか
これまでのご経歴を教えてください
デザインの専門学校を卒業後、新卒でWeb制作会社に入社してバナー作成やコーティングを行いました。3年ほど、CSSやjacascriptを使ったサイト制作の経験を積み、1社目で培ったコーディングスキルを強みに2社目のドワンゴへ入社、ドワンゴからブックウォーカー子会社のトリスタへの出向を経て、2021年7月にブックウォーカーへ転籍しました。
今はどんな業務を担当していますか?
UXデザインを担当しています。具体的な案件としてはNTTドコモ社「dブック」のサイト全体の体験改善・サービス設計をしています。今のミッションはサービス体験をより良くすることでの売上増加です。そのためにクライアントへのヒアリングを密に行いながら、ユーザーにどんなふうに利用されるサービスにしていくかを一緒に考えています。
大学ではどんな勉強・研究をしていましたか
学生時代はどんなことを勉強していたんですか?
クリエイティブ全般を学べる学校に通っていました。DTPデザインやWebデザインをはじめとして都市計画やプロダクト開発、パッケージデザインなど幅広く勉強する機会がありました。
サークル活動として町興しプロジェクトに取り組んだり、アート展示会のキュレーションをしたりと、当時はUXデザインやWEBデザインというより、ディレクションに関心を持っていました。
WEBデザイナーを目指すようになったきっかけは何でしたか?
在学中に出版社でアルバイトをするようになったのがきっかけだったと思います。元々本が好きだったのもあって始めたんですが、Webサイトの更新やバナー作成、コーディングをする中でWeb業界の面白みを実感していきました。また、そこで最初の目標となるデザイナーに出会えたことも大きかったです。
UXデザインにはどのように興味をもったんですか?
正直、ドワンゴに入社するまではUXという領域を知りませんでした。1社目では、Web制作の局所的なユーザビリティについては考えていたものの、なぜそのデザインなのか、ユーザーにどんな体験をさせたいのかというところまで突き詰めてはいませんでした。2社目のドワンゴでフロントエンドエンジニアと連携しながらデザインをする中で、UXデザインという専門的な領域があって、モノづくりにおいて欠かせない視点が自分には足りていないと気が付く瞬間がありました。そこで気付きのきっかけになったエンジニアのように、UXについて考えられるようになりたいと目標を持ちました。
それからUXについて考える時間が増えていき、上司との1on1でもUXを主軸にしたいと相談し、キャリアの方向性を探っていったという形です。
ブックウォーカーに入社した決め手は?
ドワンゴから転籍を決めた理由はなんだったのでしょうか?
ドワンゴ所属中に産休・育休を取得したのですが、復帰のタイミングでブックウォーカーへ転籍の誘いをもらいました。選択肢としてはドワンゴに残るか、ブックウォーカーに転籍するか、他の会社へ転職するかの3つだったのですが、色々考えた末ブックウォーカーへ転籍するのが一番いいなと思いました。
それはどうしてですか?
ドワンゴ入社以来長くトリスタへ出向していたこともあって、トリスタの方が詳しいような状況になっていました。なのでもしドワンゴに残ったときに、どんな案件を担当することになるのか想像がつかなかったのです。
加えて私は仕事をする上で一緒に働く”人”が重要だと考えていて、トリスタメンバーはほとんどブックウォーカーに転籍していたこと、またトリスタ出向中にブックウォーカーとのやりとりも多く、ブックウォーカーに勤める社員のイメージも持てていたことから転籍を決めました。
実際に働いてみた印象は?
実際に働いてみてどうですか?
人に関する面で言うと、想像していたよりも優しい人が多いです。KADOKAWAという大きな母体のある会社なので、お堅いイメージがあったのですが。仕事のことだけでなく、日常の出来事や体調にも思いやりが感じられます。
また、雑談も盛んで、なかなか対面で仕事ができない状況の中でも人の温かさを感じることができています。私が所属しているサービスデザイン部はユーモアのある人が多く、リモートワークながらもわいわい賑わっていて楽しいですよ。
その他の面ではどうでしょうか?
新規ビジネスプランコンテストが特に印象的だと思っています。以前プロジェクトチームの一員としてコンテストに参加したことがあるんですが、ちゃんと社員が発案して応募し、その発案者がプロジェクトとして進めることができて、評価されたものはきちんと事業化されるサイクルが良いなと思いました。
当たり前のことのようですが、アイディアを出した後にプロジェクトとして進めるのは発案者ではない社員だったり、募集だけして会社として何もしないという企業もある中で、自ら企画を発案し、会社のバックアップを受けつつ自分の手で推進できるのは結構珍しい会社なんじゃないかと思います。
働き方の面ではどうでしょうか?
仕事と育児のバランスに配慮してもらえていると感じます。産休・育休の前後に上司が何度もヒアリングの時間を取ってくれて「働く上でこれだけは大事にしたい」とお伝えしたことは調整してもらえました。仕事はフルタイムでやりたいし、家庭での時間も大事にしたいという意向を汲んでもらえて、今は想像以上に良い環境で働けていると感じています。

仕事で大事にしていることは?
先ほど一緒に働くメンバーを大事にしているというお話を伺いましたが、他に大事にしていることはありますか?
常に自分がやりたいことを持ち続けるようにしています。新規ビジネスプランコンテストのように自分で仕事を作るチャンスがある一方で、普段はアサインされて担当する仕事も多いので、仕事のモチベーションを保つために何ができるか、ということは常に考えるようにしています。今向き合っている案件で自分が楽しいを思えるポイントは何処かな、とか。モチベーションが下がると作業の効率も悪くなってしまうので自分で自分の機嫌を取るようにしています。
中には気乗りしない案件もあるのではないですか?
確かに過去気乗りしない案件もありましたが、普段から自分が何に興味があるか、どんなことはやりたくないのかアウトプットしているせいか、今の上司になってからは考慮してもらえていると感じます。私はグラフィカルなデザインは苦手としていて、そういう苦手な分野の仕事や勉強はやはり好きなことをやっている時の効率や吸収力には敵いません。
なので、同じ時間をかけるなら得意だったり好きなことの方がいいと思って上司へ伝えるようにしています。
ブックウォーカーでやってみたいことは?
これからやっていきたいことは何ですか?
私、ブックウォーカーで目指している立ち位置があって、UX分野で頼られる存在になりたいです。「UXだったら畠山さんだよね」と言われるくらいになりたいと思ってます。まだまだ勉強中ですし、長い道のりだと感じています。
素敵ですね。そう思うようになったきっかけはありますか?
過去一緒に仕事をした方への憧れが原動力ですね。その方はUXを考えるときに「このサービスは人間にとってどんな存在なのか」という概念から考える方でした。そうすると、すごく規模が大きい話になるのですが、そこからブレイクダウンしていくと結構納得感を得られることも多くて。ロジックだけじゃなくて精神的な部分での納得感も必要だよなと、私自身も心を動かされたという経験が原点になっているかもしれません。
自分もいつか人にそういう影響を与えられるようになりたいですね。
リラックスタイムはどんな過ごし方をしていますか?

のんびりタイムはどんなことをされていますか?
動画を観るか、ゲームをするかの2択ですね。
動画はパートナーと一緒に毎日観るYouTubeチャンネルがあります。他にはオンデマンドサービスで海外のリアリティーショーを観るのにハマっています。
ゲームは没入感のあるオープンワールドものが好きです。「ASSASSIN'S CREED」とか「DEATH STRANDING」とかですね。あとはひたすら作業を繰り返す「Minecraft」や「牧場物語」なんかも好きです。もくもくと作業していると癒されます。
ご自身の「この一冊」を教えてください
おすすめの1冊を教えてください。
アルボムッレ・スマナサーラというスリランカ仏教の僧侶の著作「怒らないコツ」です。仏教の教えを基にしたアンガーマネジメントの本で、心の持ちようが変わるきっかけになった1冊です。怒りを覚えたとき、不満の対象である相手を変えることはほぼ不可能なので、相手を変えようとするのではなく、自分の怒りをコントロールしよう、という内容です。
穏やかな印象なので意外です...。何かきっかけがあったのでしょうか?
デザイナーは仕事柄自分の制作物をレビューしてもらう機会がたくさんあるのですが、相手は善意でフィードバックしてくれているのに勝手に傷ついたり嫌な気持ちになってしまうことがありました。自分と違う考え方の人を受け入れられずに怒りに変わってしまう瞬間があったので、手に取ってみました。
読み進める中で「自分の怒りを露わにする人は、自分はバカですと言っているようなものですよ」というパワーのある一節を目にして、自分が相手に対して怒っていることが恥ずかしいことに思えました。今もまだ怒りを感じる瞬間をゼロにできていませんが、まずは抱いた感情が怒りなのか、悲しさなのか、傷ついたのか、自覚しようと心がけるようになりました。