INTERVIEWS 社員インタビュー

丹上 真純

サービスデザイン部

2021年2月入社丹上 真純

丹上 真純

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現在はどんな仕事をしていますか

早速ですが今どんなお仕事をされているのか教えてください

デザイナーとして勤務しています。最近はUIデザインをメインで担当していて、グラフィカルなバナーなどの制作よりはWedサイトのユーザーインターフェイス(以下、UI)をデザインすることが多いですね。
2021年の2月に入社して、初めは読書ノート1のデザインフォローをしていたのですが、最近は話・連載サービス2(以下、話・連載)のメインデザイナーを任されています。話・連載のTOPページや詳細ページ、ヘッダー周りなどでリードをとらせていただきながらデザイン作成をしています。一部他のデザイナーの方に入ってもらったり、エンジニアの方ともコミュニケーションを取りながら業務を進めています。

  • 1:BOOK☆WALKERストアで利用できる読書状況や保有書籍状況などを確認できる機能。
  • 2:BOOK☆WALKERストアで利用できるサービスの1つでスマホに最適化された縦スクロールマンガ作品や人気連載の単話版が楽しめる。

前職ではどんな仕事をしていたんですか?

何度か転職を経験しましたが、いずれの企業でもデザイナーとして勤務してきました。直近の会社ではクライアント先に常駐してLanding Page(以下、LP)やUIを作ったり、それ以前の会社ではデザインとコーディングを含めてイチからまるっと1人でWebサイトやLPを作って納品するのが当たり前という働き方も経験しました。
非常に実力主義な会社での勤務経験もあり、当時は大変だったんですが今になって思うと良い修行になったなと思っています(笑)

一貫してデザイナーのキャリアを歩んで来たんですね

そうですね。学生時代はWebデザインではなくグラフィックデザインを専攻していたので分野の違いはありますが、はじめからデザイナーになりたいと思っていました。
今の仕事の対象はWEBですが、これまでの経歴の中で紙のクーポンやポスター、のぼり旗を作る仕事もできたので、グラフィックデザイナーになりたいという夢も叶えられたと思っています。

大学ではどんな勉強・研究をしていましたか

学生時代からデザイナー志望だったんですね。どんなことを勉強しましたか?

私が通っていた短大ではデザイン情報コースがあり、1年生の段階でインターフェース、グラフィック、クラフト、インテリア、プロダクトの5つ分野に専攻が分かれていましたが、ゼミ以外はどの分野の講義でも受講することができたので、幅広く知識を身に付けようと勉強に打ち込んでいました。
具体的に挙げるとデザインの基礎や色彩・平面構成、簡単なCGソフトの扱いや動画編集、Flash(ActionScript)・JavaScript・PHPなどのプログラミング言語についても学習しました。あとは夏季休暇中に姉妹校である大学の理工学部の講義も受講できたので、当時興味があったパソコンの組み立て方の授業も受けていましたね。

ゼミではどのような活動をされていたんですか?

グラフィックゼミに所属していて、会津磐梯町にある「道の駅ばんだい」のパンフレットや配布用飲料水のパッケージデザインをしました。さらにネーミングも担当し、龍ヶ沢湧水というところのお水だったので「龍の落とし水(たつのおとしみず)」という名前を付けました。そこではタツノオトシゴで雨乞いをする伝説があるそうです。
卒業研究では「地域特産品の高付加価値化の為のパッケージデザイン」にチームで取り組みました。
花豆や食用ほおずきといった特産品を題材に、スイーツのブランディングとパッケージデザインを経験しました。目玉商品を作るため、食物栄養学科とコラボし、ほおずきを使った大福の商品開発にも携わりました。これらの活動は地元のテレビで紹介されています。
研究の過程では、湧水の源流まで山歩きをしたり、特産品の農業体験をしたり、道の駅のお客さんに聞き込みをすることもありました。
現地調査を大事にするゼミを通じて、使う人のことを考えたデザインの重要性を学んだことが今の仕事の礎になっているなと思います。

すごい、かなり幅広く勉強していたんですね。

よく言えば好奇心旺盛なんですよね。何が成功に繋がるかはわからないし、成功の為に知識は邪魔にならないはずだから、いろんなことを経験しておこうという考えが基礎にありますね。

ブックウォーカーに入社した決め手は?

ブックウォーカー応募時、どんな気持ちで転職活動をしていたんですか?

3つ軸をもって活動していました。
1つ目は「デザイナーのチームで働きたい」ということです。前職まではプロジェクトチームを組んで様々な職種の人と一緒に働くことはできたんですが、デザイナーだけのチームで密にコミュニケーションを取るような働き方ではなかったです。デザイナーとしてのキャリアアップも考えると、もっと他のデザイナーともコミュニケーションを取りながら働きたいと思っていました。
次に「自社サービスを持っている企業でインハウスのデザイナーとして働きたい」という思いもありました。私は改善提案が好きなんですが、前職のように客先常駐だと同じチームとして働いていてもどうしても一歩ひいてしまうところがあったので、もっとフラットにサービス改善の為に提案ができるようにインハウスのデザイナーがいいなと思っていました。
最後3つ目は「ライフイベントに合わせて柔軟に働ける環境に身を置きたい」という点です。私は結婚をしたばかりなのですが、今後のライフイベントを考えると忙しすぎるのも困りますし、子供を持った時にも働き続けられる環境かどうか、というのは意識していましたね。

最終的にブックウォーカーに決めた理由はどんなところにありましたか

自分が辛い時に助けてもらったマンガに恩返しをしたいという気持ちがありました。大変な時に読むと元気をもらえましたし、グラフィックデザインを専攻していたこともあって電子に限らず紙の本も好きです。
電子でマンガが売れることで紙のマンガを購買するきっかけを増やせるんじゃないかと思っています。私自身がそうなんですが、電子で読んだマンガを手元に置いておきたくて紙でも買うことがあるので、電子書籍を通じて紙の書籍や出版業界全体に貢献できるといいなと思っています。
また、純粋に小さいころからモノづくりとマンガが好きで、長年マンガに関する仕事がしたいと憧れていたというのもあります。ブックウォーカーでの仕事はその夢に近い仕事だったので、チャレンジすることがこれまでのデザイナーとして生きてきた意味になるのではないかという思いもあり、入社を決めました。

実際に働いてみた印象は?

入社して数か月経ちますが、実際に働いてみていかがですか?

もちろん100%理想通りとはいきませんが、求めていたデザイナー間の繋がりは強く感じることができるようになりました。上長もしっかりフォローしてくれますし、私から提案したことを「じゃあ、やってみようか」と前向きに受け入れてもらえています。チームで毎日行う「ニチレイ(デイリーミーティング)」で雑談をしたり、自分が担当している仕事の相談をしたりと日々チームでコミュニケーションを取れていますね。

リモート勤務への不安はありませんでしたか?

リモート勤務って、コミュニケーションどうなるんだろうなと心配していたんですが、皆さんコミュニケーションを大事に取ろうとしてくれるし、他社員と接点を取れるような場を提供しようとしてくれているのを感じます。なので、自分が望めばコミュニケーションが取れる環境ではあると思います。
Slackもブックウォーカーに入社してから初めて触れたんですが、質問をしたら知ってる誰かが答えてくれるし、初歩的な質問をしても馬鹿にしないでちゃんと教えてもらえるので安心感がありますね。全社業務連絡会では各部署の報告を聞きながら社員がSlackのスレッドに質問やコメントをするんですが、この文化も新鮮でした。

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仕事で大事にしていることは?

普段心がけていること、大事にしていることはありますか

誠実さですね。案件に対しても自分なりにできる限り調べてから提案するようにしたり、関係者に伝わりやすい表現方法を模索したり、自分ができる最大限のことをして相手に伝える努力をしています。
最初の段階で認識に齟齬が出てしまうと後々大変になるので、そういう状況を生まない為に自分ができる対処法を試しています。それはつまり、案件に対してもメンバーに対しても誠実であるということではないかと思うのです。

丹上さんがそうした対応をすることで、プロジェクト全体の良い雰囲気作りができたんじゃないかなと思います

本当ですか。そう言われるとすごい救われます。頑張ってよかった~。
私は「他人は自分を映す鏡だ」と思っていて、自分が不機嫌に対応すると相手からも同じように返ってくると思うので、どんな人に対しても嫌な対応にならないようにしようと日々心がけています。

ブックウォーカーでやってみたいことは?

これからやっていきたいことは何ですか?

ブックウォーカーのブランドイメージを上げていきたいです。今携わっている話・連載のプロジェクトでも、既存のユーザーを大事にしつつデザインのクォリティを上げることでブランドイメージの向上を狙っています。デザインの力でサービスをたくさん使ってもらえるようにして行きたいなと思っています。

リラックスタイムはどんな過ごし方をしていますか?

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お休みの日はどんなことされているんですか?

とにかく何かを作るのが好きで二次創作やアクセサリー作り、制作から手掛けるコスプレなどモノづくり全般が趣味です。ただ仕事でも制作をしているので、疲れていたりすると作る側からインプットする方に傾くかもしれません。長い時間アニメやマンガをみたり、サブスクサービスを利用して映画を見たりしてバランスを取っていますね。

ご自身の「この一冊」を教えてください

いちばん好きな作家、もしくは作品を教えてください

結構雑食なタイプでタイミングによっても好きな本が変わるので一番を答えるのが難しいですね…。『鋼の錬金術師』は辛い時に読んで助けられましたし、最近だと『鬼滅の刃』も好きです。主人公が自分と似た経験をしていた『逃げるは恥だが役に立つ』にも一時期ハマっていました。
とにかく逆境に対して負けずに立ち向かっていくようなストーリーが好きですね。そういう意味だとヒーローもののマーベル作品とか仮面ライダーとかも結構好きです。複雑なミステリーも好きですけど、リフレッシュしたいタイミングでは純粋に見てすっきりするような作品を選んでいるかもしれません。

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